翻訳定義ファイルのバージョンアップ対応
作業概要
バージョンアップに対して、Translation PackageやCOAを継続的にメンテナンスするには、新バージョンでの追加項目を反映させる必要があります。 ここでは、新バージョンリリース時における翻訳定義ファイルのメンテナンス手順を記します。
Translation Packageのメンテナンス
手順1) Translation PackageはXML形式での書式となっていますが、バージョンアップに伴い、ウィンドウの管理項目が増えるなど、定義項目の増減が発生するため、一連の項目を日本語化するには、増減分の項目をXMLに反映させる必要があります。 まず、旧バージョンのTranslation Packageを新バージョンのiDempiereにインポートします。 (Translation Packageのインポート手順は翻訳定義ファイルのインストールを参照)
手順2)Systemユーザでログインし、Menu | System Admin | General Rules | System Rules | Translation Import/Exportを開きます。
手順3) Languageから"日本語"を選択し、"Export"ボタンをクリックします。
これで、管理項目の増減が反映されたTranslation Packageを取得できるため、追加翻訳が必要な個所を反映します。
COAのメンテナンス
手順1) COAの内、デフォルト勘定科目を追加しなければ、新バージョンのADempiereで初期クライアントセットアップを実施する際にエラーとなります。 デフォルト勘定科目の追加項目は、${ADEMPIERE_HOME}/data/import/AccountingUS.csvを新旧バージョンで比較することで確認できます。
手順2) 新バージョンで新たに追加されたデフォルト勘定科目を旧バージョンのCOAに追記し、必要に応じて"Account Value"を更新します。