ビルド
はじめに
このページは、ビルドの準備が終わったあと、iDempiereをビルドする方法を記載しています。
http://www.globalqss.com/wiki/index.php/IDempiere
idempiereのソースコードの取得
TortoiseHgを使ってidempiereのソースコードを取得します。
任意の場所にフォルダを作成して、フォルダを右クリックしてください。
メニューの"TortoiseHg > Clone..."を選択してください。
"ソース"の項目に
https://bitbucket.org/idempiere/idempiere
と入力してください。
"ターゲット"の項目に保存先のフォルダが指定されていることを確認して、
"クローン(C)"ボタンを押してください。
Mercurialリポジトリのクローンが開始されます。
(この処理にはかなり時間がかかります。)
https://bitbucket.org/idempiere/idempiere
の右側にある、get source から圧縮したファイルをダウンロードすることもできます。
PC内でのクローン
idempiereをビルドするとファイルが修正されたり、リポジトリにないファイルがダウンロードされたりするのでbitbucketから取得したソースコードを保持するため、PC内でクローンします。
任意の場所にフォルダを作成して、フォルダを右クリックしてください。
(このフォルダをEclipseのワークスペースとして指定します。)
メニューの"TortoiseHg > Clone..."を選択してください。
"ソース"の項目に2でソースコードを取得したフォルダを指定してください。
"ターゲット"の項目に保存先のフォルダが指定されていることを確認して、
"クローン(C)"ボタンを押してください。
ワークスペースの設定
Eclipseを起動して、メニューから
File > Switch Workspace > Other...
を選んでください。「Workspace Launcher」ダイアログが表示されます。
idempiereのソースコードがあるフォルダを選択してOKを押してください。 (idempiereのソースコードがあるフォルダのすぐ上のフォルダを選択してください)
classesフォルダの作成
org.adempiere.ui.zk/WEB-INF/
フォルダの下にclassesフォルダを作ってください。
mkdir org.adempiere.ui.zk/WEB-INF/classes
Target Platform の設定
メニューバーから
Window > Preferences
を選択して、表示されたウィンドウで、
Plug-in Development > Target Platform
を選択してください。
Addボタンを押してください。
"Nothing: Start with an empty target definition" を選択してNextを押してください。
Nameに "Adempiere Target Platform" と入力してください。
"Locations"タブでAddボタンを押してください。
Directoryを選択して、Nextボタンを押してください。
Location:に
${workspace_loc}/targetPlatform
と入力して、"Finish"ボタンを押してください。
Plug-in Development > Target Platform ウィンドウで
"Adempiere Target Platform"
をチェックしてActiveにしてOKを押してください。
Buckminsterの実行
メニューから
File > Import > Buckminster > Materialize from Buckminster MSPEC, CQUERY or BOM
を選択してください。
Enter a URL of either MSPEC, BOM, or CQUERY (use a URL or a file system path)
で
org.adempiere.sdk-feature/adempiere.mspec
を選択してください。
Eclipseが依存性の確認と必要なファイルのダウンロードをします。
(この処理には時間がかかります。)
処理が終わると"Finish"ボタンが押せるようになります。
"Finish"ボタンを押すとビルド(materialize)が実行されます。
(この処理も時間がかかります。)
ビルドが完了するとEclipseの"Project Explorer"にidempiereのプロジェクト一覧が表示されます。
文字コードの変更
Eclipseプロジェクトの文字コードを変更しないとビルドエラーになります。
EclipseのProject Explorerでorg.adempiere.baseを右クリックして、Proertiesをクリックして、 プロパティウィンドウを開いてください。
ResourceのText file encodingでOtherのラジオボタンを選び、UTF-8を選択してください。
idempiereの起動(確認)
Eclipseのメニューから
Run > Run Configurations
で"Run Configurations"ウィンドウを開き、
Eclipse Application > swingclient.product
を選択して右下の"Run"ボタンを押すとidempiereのSwingアプリケーションが起動します。
※データベースサーバーの起動とデータのインポートをしていないとログインはできません。
手動でのデータのインポート
※この手順は開発者向けです。idempiereのインストーラを作成して、セットアップを完了した後は、
idempiere-server\utils\RUN_ImportIdempiere.bat を実行することでデータをインポートできます。
idempiereのソースコードを置いたフォルダにある、
org.adempiere.server-feature\data\seed
にデータベースのダンプデータが入っています。
PostgreSQLを起動して、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。
@REM adempiereロールの作成 psql -U postgres -c "CREATE ROLE adempiere SUPERUSER LOGIN PASSWORD 'adempiere'"
@REM idempiereデータベースの作成 createdb --template=template0 -E UNICODE -O adempiere -U adempiere idempiere @REM search_pathの追加 psql -d idempiere -U adempiere -c "ALTER ROLE adempiere SET search_path TO adempiere, pg_catalog"
@REM データのインポート($IDEMPIERE_REPOSITORY はidempiereのソースコードを置いたフォルダです。) cd $IDEMPIERE_REPOSITORY jar xvf $IDEMPIERE_REPOSITORY/org.adempiere.server-feature/data/seed/Adempiere_pg.jar psql -d idempiere -U adempiere -f Adempiere_pg.dmp